映画 DANCER
週末、公開前から気になっていた映画を観てきました。
生まれ持った才能を努力でさらに磨き、世界一のダンサーと呼ばれるまでになった
セルゲイポルーニンが、その過程で自分自身や家族との愛情のはざまで
もがき、苦しみ、踊る姿。
公開前に観たYouTubeの動画が美しすぎて、何度も魅入ってしまいました。
身体に入ったタトゥーまでもが何かを訴えてくるみたいです。
使われている曲「Take Me To Church」はYouTubeで1億回以上再生されてます。
ヨガを始め、身体のことを勉強していると普段から細かいパーツに目がいきます。
筋肉の発達具合、使い方など。
バレエダンサーは手や足先まで生命力があふれていて美しいですよね。
(最近テレビで見る世界陸上も競技によって選手の身体つきが異なるのが興味深いです。)
以前、BTYのティーチャーズトレーニングで
“何かでトップになるのには才能か努力か”を語りあう時間がありました。
みんなからの色んな話を聞いていて、やはり“才能”なくしてはトップには
なりえないのかと自分の中で何度も考えました。
才能とは生まれた場所、環境、家族、時代…すべてが含まれます。
才能を見つける家族がいなければ、才能は開花しません。
セルゲイポルーニンの場合も母が才能を見つけ、バレエの道へすすませ、
父と祖母が学費のために他国へ出稼ぎにいくなど家族がバラバラになっても
彼の才能をより高めるための道を選んだようです。
そんな家族の愛に応えるために、彼は人の何倍も努力したのですが
…家族はバラバラになりより苦しむことになったようです。
才能と並外れた努力が人をトップへと押し上げる。
BTYでは誰もが何かしらの才能を持って生まれていると話がでました。
その才能に気付けるか、開花させる環境にあるか、努力を続けれるかで
人生が変わるんじゃないかと。
母親である私は、自分の人生を楽しむことも大切だけれども
子供たちの人生を少しでもより良くできたらという思いが強くあります。
彼らの持って生まれた才能を活かすのにどんなアシストができるのか
この映画を色んな立場から観てまた考えさせられました。
映画の後に久しぶりに梅田シティの地下にある滝見小路へ。